PR|ペットのためにかわいい墓石|
それまで結婚願望がなかった私。誰かと家族を作るということを考えることをしませんでした。
付き合った人はいましたけど、それもいつか終わりが来ると思い、ずっと付き合ってきました。しかし、そんな私が一度だけ結婚を考えたことがあります。私は、まだ学生でした。しかし、そのときに付き合っている人とどうしても一緒のお墓に入りたいと思ったのです。ずっと一緒にいたいというよりも先に、最後は同じ場所に眠りたいと思ったのです。そこで、プロポーズをしようと思いました。バイトを頑張り、安いながらも指輪を購入しました。女性から指輪を贈るというのもおかしな話かもしれないですけど、プロポーズをするなら指輪を用意しないとなと思い、用意しました。海に一緒に行ったときに、「一緒のお墓に入りたいです」とプロポーズしました。相手は、指輪を見て驚いていました。まさかそんなことを女性から言われると思っていなかったのでしょう。相手の答えは、NOでした。まだ学生でしたし、もう少しよく考えてからにしようとのことでした。それからもしばらく付き合いましたけど、一度したプロポーズを断られたことで、私に結婚の意思がなくなり、別れることになりました。最初で、最後の私からのプロポーズだと思います。
その後のお話ですが、
付き合ってる人とそろそろ結婚したいなんて考えていても、相手が同じ気持ちかどうかわからない。相手から素敵な言葉とシチュエーションでプロポーズされるのは女の子の夢のひとつだと思います。
綺麗な夜景、素敵なレストランでなど夢はつきませんが、私のプロポーズ体験は素っ気ないものでした。元々ロマンチックとは縁のない彼でしたので、ある日電話で会話している最中、さらりと「結婚しようね」と言われてしまい「うん」と答えたものの正直物足りなさはぬぐえず。本当に結婚するのかどうかも今ひとつ意識できずにいました。そんな時にやってきたクリスマス。ムードもなにもなくチキンとケーキを買って彼の部屋で食べていました。彼からのクリスマスプレゼントはバッグだったのですが、ありがとうと言って会話に戻る私に「中も見てみたら?」と言う彼。別に中まで見なくてもと思ったものの見てみると何か入ってる様子。バッグの中には指輪の箱が入っていました。きっと見つけてもらえなくてあせったのだと思います。どうせなら自分で見つけてびっくりしたかったな、なんて思いつつ、彼の精一杯のサプライズに「この人と結婚するんだな」とやっと実感できた私でした。